小説情報
木ノ比良澪雨は盲目的に敬われる好待遇とその善良さからかえって孤立し、学生生活を謳歌出来ずにいた。窮屈な生活をやめたいとも考えていた。 部活にも入らず、友達も出来ず、休日もなければ趣味もない。好きでもない習い事と強要されてばかりの勉強に遂に嫌気が差した彼女は、たまたま弱みを握れた俺に対して夜更かしの提案を突き付ける。 この町では、夜間の外出を禁じられていた。 何故も何も危ないからだろうに、抑圧続きのストレスを発散する様に彼女は俺を道連れに禁断を破る。ただ自由を謳歌する。「言っとくけど。拒否権とかないかんね」 その代償を、誰が払うのかも知らずに。 サイトタグ:R15 残酷な描写あり 日常 冒険 シリアス ほのぼの ダーク 男主人公 学園 現代 ホラー オカルト ヤンデレ クーデレ