210話、つまり最後まで読んでほしいというのはフリではありません。本気で最後まで読んでほしいということです。そもそも何故こう書いたかというと、毎回章ラストでしっかり区切ってくれるので、読むことを中断するタイミングがわかりやすく、目標もしっかり移り変わるのでどこまでというのが掴みにくいのです。そして、自分が一番好きな206部分まで絶対に読んでいただきたいし、そうであるならば最後まで読んでというのがわかりやすいからです。この物語を評すならば、親離れと子離れの物語であり、全能に思える存在に縋らない物語なのですが、詳しく書くとネタバレになってしまいます。資材を運び、建築する。地に足のついたダンジョン構築と、ダンジョンにおける集団対集団の良い戦闘が読めるのも最後の章ですし、まあそこまで読んでほしいです。周囲との折衝や地盤固めをしっかりやるし短期目標も長期目標も明確で飽きさせない物語です。是非とも、是非ともまずは0章を読んでください。きっと続きを読みたくなります。