異世界迷宮の最深部を目指そう の紹介・解説一覧


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本編のキャラや展開に関するレビューは小説家になろうの作品ページの方にたくさんあるので、そちらに譲ります。
では何を紹介したいか。それはこの作品の短所と、それを大きく上回る長所です。
まず長所から紹介すると、盛り上げるべきところ、積み上げた物を全て出し尽くすべき場面で本当に出し尽くして最高に面白い展開にするところです。100点満点中300点くらい平気で稼いでくる。私が読んできたWEB小説の中でもトップクラスと言える展開をこの作品は何度も出してくれます。
しかし、その反面積み上げる部分が凄い面白いかというとそんなことは無かったりします。どうしても暗い展開になってしまったりとか、主人公の性質上同じようなところで何度も間違えたりとか、まあそういうことがある訳です。
そのため、この小説は途中まで3章おき(3章目は今までの展開や描写を燃やし尽くしてとても面白くなったからです)に面白くなる小説と思っていたりしたのですが、この作品はなんとその燃やした後の灰や思い出まで利用することで8章以降ずっと面白くなります。なんなら一番最後の10章に至っては燃やすことしかしないので、章ラストめいた最強の展開を連打してきさえします。500万字の大長編の終盤がめちゃくちゃ面白いのです。
それ故に、連載されていた数年間は今追いつくべきとずっとおすすめしてきました。本編完結しましたが当然面白いまま終わったので今一気読みして欲しい。まあ長いのでゆっくり一ヶ月くらいかけて最後まで読んで欲しい。読む価値はある。そんな小説です。

まずココまで!
130話
good/2
文字数:661文字
編集日:2021-11-25
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