本作は別の意味でも短編小説でも別の形を持った作風になっております。内容としては「コンビニのキャンペーンポスターを見て、ふと気になった事をSNSで配信」というもので、それは2010年代辺りに問題となった『恵方巻きの大量投棄問題』を受けて、コンビニで行っていた「対象商品を買ってクリアファイルがもらえる」キャンペーンでした。各種コンビニで「対象商品を買ってクリアファイルがもらえる」キャンペーンは目撃事例が増えておりますが、それを彼女が目撃したコンビニでは『食品ロス』を防ぐために行っていました。これが意味するのは何でしょうか?VTuberの彼女は、そのキャンペーンが重要であると配信で訴えますが、この配信自体は劇中の視聴者に向けられているだけではありません。小説をチェックしている皆さんも、配信の一部の切り取りともいえるかもしれませんが、目撃をしているのです。この配信を見て、皆さんはどのような印象を持ちますか? これは、ある意味でも第四の壁を破るフィクションのようでフィクションではない。ある意味でも作者がVTuberを演じて執筆している短編小説と言えるのです。