主人公――彩音レイナは、ダンジョン配信者として活動している。「私、才能ないのかな……」 レイナは、珍しいダンジョン食材+癒やしをコンセプトに料理配信をメインで行っていた。 しかし配信が面白くないのか、さてまた題材が良くないのか、同接一桁でずっと伸び悩んでいた。 そんなある日の帰り道。 次の配信ネタを考えながら歩いていたレイナは、同業者の悲鳴を聞きつける。 一人のダンジョン探索者が、モンスターのスタンピードに巻き込まれていたのだ。「い、いけない。逃げ――」「どいてくれる? 今の私は、機嫌が悪いの」 伸びぬ同接、増えぬ登録者。 レイナは、モンスターに八つ当たりし、ボコボコに殴り倒してしまう。「はぁ。こんなの倒しても食材にもなりやしないのに……」 ため息とともに黙って立ち去るれいな。 その瞳には、倒したモンスターの姿は映っていないのであった。「イレギュラーモンスターをあんなに簡単に!? いったい何者!?」 ――残された少女・望月雪乃は、戦慄していた。 レイナが助けたダンジョン探索者は、実はチャンネル登録者数80万を越えている超人気の配信者。 小さな少女が深層のモンスターを素手で殴り殺す信じがたい光景は、くっきり雪乃の配信に写り込んでいたのだ。「なんだ今の!?」「ええい、特定班はまだか!」 その切り抜きは、レイナが眠っている間にまたたく間にバズりにバズり、朝起きたら伝説になっていたのだった。※ この小説はカクヨム様、小説家になろう様、アルファポリス様にも投稿していますhttps://ncode.syosetu.com/n1155ii/※ サブタイ付けましたサイトタグ:現代 冒険・バトル 女主人公 ダンジョン 配信 切り忘れ ご都合主義 主人公最強 掲示板あり 掲示板形式 ガールズラブ オリ主
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