かつてこの世界は数度に渡り、種の生存を賭けて魔族と争ってきたと言う歴史がある。三代勇者により魔王は封印されたものの、大陸全土はサバサバ(殺伐殺伐)として危なっかしい。そんな世界を旅をするのは愛想がない術師、ヨハン。術師ヨハンは公私の混同はしない男だ。それでもたまに情に流される事もある。趣味は野盗やチンピラの殺害。そして説教、煽り。イマドキのサバサバ冒険者は、魔族との数度の大会戦でサバサバ(殺伐殺伐)した世界を、今を生きるヨハンが旅をするダークファンタジーである。2023/05/24 改稿作業中です。エル・カーラ②までは済んでいますが、それ以降は視点が一人称視点です。この作業は順次進行しますが、急に視点が変わる事についてはご了承くださいサイトタグ:大団円 男主人公 魔法 アクション 恋愛要素あり 勇者 ダークファンタジー ハーレム無し
鈴木よしおは日本の霊能力者界隈でも屈指の祓いの業を持つと賞賛されている。確かにそうだ。よしおはこれまで多くの除霊を成功させてきた。これからも成功させるだろう。よしおが怒りを忘れない限りは。怒りこそが彼の除霊の根源である。そして彼が怒りを忘れる事は決してない。なぜなら彼の元妻は既に浮気相手の子供を出産しているからだ。しかも浮気相手は彼が信頼していた元上司であった。よしおは怒り続ける。――憎い、憎い、憎い――愛していた元妻が、信頼していた元上司が――そしてなによりも愛と信頼を不変のものだと盲目に信じ込んで、それらを磨き上げる事を怠った自分自身が熱した泥のような怒りの源泉は、よしおに膨大な霊力を与えるだろう。その力を以って彼は悪霊を、怨霊を、死霊を、あるいは他の邪なる存在を祓い続ける。※本作はノープロットのその場打ちです。なので、設定や展開に無理、不可解な点、矛盾などがあっても一切対応や説明が出来ません。サイトタグ:現代 ホラー 鈴木よしお R-15 残酷な描写
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