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鈴木よしおは日本の霊能力者界隈でも屈指の祓いの業を持つと賞賛されている。

確かにそうだ。

よしおはこれまで多くの除霊を成功させてきた。
これからも成功させるだろう。

よしおが怒りを忘れない限りは。
怒りこそが彼の除霊の根源である。

そして彼が怒りを忘れる事は決してない。
なぜなら彼の元妻は既に浮気相手の子供を出産しているからだ。

しかも浮気相手は彼が信頼していた元上司であった。

よしおは怒り続ける。

――憎い、憎い、憎い

――愛していた元妻が、信頼していた元上司が

――そしてなによりも愛と信頼を不変のものだと盲目に信じ込んで、それらを磨き上げる事を怠った自分自身が


熱した泥のような怒りの源泉は、よしおに膨大な霊力を与えるだろう。

その力を以って彼は悪霊を、怨霊を、死霊を、あるいは他の邪なる存在を祓い続ける。


本作はノープロットのその場打ちです。
なので、設定や展開に無理、不可解な点、矛盾などがあっても一切対応や説明が出来ません。




サイトタグ:現代 ホラー 鈴木よしお R-15 残酷な描写
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