小説情報
「え、じゃあ和菓子せんせは俺のこと大好きってこと?」「君のことが大嫌いってことだよ。この賢いだけの不良少年が」聖母子学園、高等部。全寮制であるこの学園には、「生徒の完全庇護」の名の下に無数の監視カメラが設置されている。それら全てを閲覧できる生徒指導室で、和菓子先生は語る。「ウェアダニットさえあれば、全ての謎は解ける」と。対する不良少年はそれを笑い飛ばす。「せんせ、俺が卒業するまでに、吸血鬼の不在を証明してみせてよ」と。ささやかなイタズラの顛末を二人きりで推理するだけの短編集。サイトタグ:カクヨムオンリー 学園 ミステリー SF ブロマンス 第10回角川文庫キャラクター小説大賞