小説情報

下記のあらすじは第31回電撃小説大賞向けとして、物語の結末まで書いてあります。連載を楽しみたい方は、途中から読み飛ばしてください。

◆ あらすじ
 1310年、地中海に面した南フランスの城塞都市アイガ・モルタス。
 若くして都市の一等地に店舗を構える理髪外科医のエリザベートは、同業者からの嫉妬と嫌がらせに悩まされていた。
 ある日、都市の付近で狼が目撃され、都市内に緊張が走った。人々は「異端の教えを崇拝する悪魔憑きは、満月の光を浴びると狼に変身する」と信じており、恐怖が広がっていく。
 理髪職人組合は夜警を結成することにし「各店舗は男を一名出すこと」という条件を定める。女一人で店を経営するエリザベートは、夜警に男を参加させなければ組合から除籍処分にすると脅され、困り果てる。そんな時、都市の外から移民希望の少女ヴァンがやってくる。
 エリザベートはヴァンを徒弟として雇い、男のフリをして夜警に参加するよう頼んだ。ヴァンは快く引き受けてくれた。
 だが、隣人が占星術でヴァンの未来を占うと「壁の崩壊」により「繁栄をもたらす」という結果が出てしまう。さらに後日、ヴァンの出身の村が、何者かに襲撃されて全員殺されていたことが発覚する。
 ヴァンは悪魔憑きの仲間だろうか? 都市内部から城壁を壊そうとしているのではないか?
 エリザベートはヴァンに対する疑念にさいなまれ、彼女を信じたい気持ちとの間で苦悩する。
 やがて、悪魔憑きの集団が城塞都市アイガ・モルタスを襲撃する。彼等を都市に招いたのはヴァンではなく、エリザベートを殺害し親方の座を奪おうとする同業者であった。
 エリザベートは聖剣を持つ騎士を呼び、悪魔憑きの撃退に成功する。平穏を取り戻した翌日、悪魔憑き撃退に協力した報酬として、エリザベートの理髪外科医院は外壁のリニューアル工事を受けることとなる。ヴァンの占いにあった壁の崩壊は、城塞都市の危機ではなく、理髪外科医院の工事を意味していたのだ。
 リニューアル後、二人の看板娘が出迎えてくれる理髪外科医院は市民の憩いの場として繁栄を迎える。

サイトタグ:第31回電撃小説大賞 中世 ライトノベル フランス ヨーロッパ カクヨムオンリー 歴史 万人向け
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話構造タイプ
長編(日常主体)
地の文の人称
三人称
作品傾向
明るい&ゆるい
日常系
舞台
地域
洋風
時代
中世後期
キャラクター
主人公の性別
女性主人公
主人公の強さ
達人・プロ
年齢層
社会人
内容
系統
お仕事
出てくる要素
文化
料理・食事宗教
その他・注意
口語調タイトル

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