小説情報

今から五年前、俺は異世界に召喚された。

理由?は「弟子が欲しかった」らしい。

誰が?「この世界で賢者って呼ばれてる爺さん」だ。

何で?「この世界に適正のある人間がいなかった」んだと。

勿論、帰る方法はあって帰ることもできたが、俺は帰らなかった。
あの時は元の世界に未練なんて無かったからだ。
両親は亡くなってたし、後を継いだ会社はほぼ倒産で、借金が無かっただけ御の字って状態だった。
夢も希望もやる気も無くなるような状況だった訳だ。

そんな時に爺さんに召喚されて「弟子になれ」って、それも異世界で魔法の最高峰〈賢者の弟子〉だぞ。
即決で「なります」って答えてたね。

それから五年間、師匠である爺さんが攻略して住んでる管理ダンジョン〈賢者の塔〉で一緒に賢者の弟子として地道に修行をしてきた。

でもさ、その生活も二年ぐらい前から五月蝿くて困った事態になってきていた。
近くにある、何とか帝国(覚える気が無いんで憶えてない)が塔に攻めて来て〈賢者の石〉を渡せって言ってきた。
〈賢者の石〉って何?師匠も俺もそんな物を知らない。
だけど「寄越せ」って言うのだ、何の嫌がらせな訳?

「そんな物は無い」って言っても聞かないで「寄越せ」の一点張り。
もう呆れるより他無い状況で、面倒になった俺達は引越しをすることにした。
「面倒なヤツが追って来れない場所に行こう!」って訳だ。

そこでチョイスした場所が・・・俺の故郷。

「五年も行方不明だった俺がいきなり戻ったら、面倒臭いことになるんじゃ?」
「特定できとる場所は、五年前のお前がいた場所じゃ」
「・・・五年前の?それって時間も?」
「当たり前じゃろう。それ以外の時間も場所も分からんのじゃ」

どうやら時間も戻るらしい?
それって大丈夫なのか?

サイトタグ:魔法 異種族 ドラゴン ダンジョン
本 読みに行く
Twitter パブリックサーチ
ペン手帳 掲示板へ行く
ノート 応援一覧を見る (1回)
ふきだし 紹介一覧を見る (0件)
閉じた本 あわせて読みたい (0件)
人マル お気に入り登録者一覧を見る (1人)
グッド 応援する
ペン 紹介を書く
ペン あわせて読みたいを登録
フォルダ お気に入りする
歯車 タグ編集

タグ一覧

話構造タイプ
長編連作
地の文の人称
一人称
舞台
世界観
ファンタジー(剣と魔法)近現代〜近未来(超常現象なし)
キャラクター
主人公の性別
男性主人公
関係性
師弟
ファンタジー属性
賢者
出てくる要素
ファンタジー
魔法
ゲームライク
ダンジョン
異世界転生・転移
異世界転移異世界召喚
その他・注意
口語調タイトル

作中全文検索(Googleへのリンクです)


discord

Page Top