小説情報
一五年前に星空が消え、異能者が現れた世界。 【奇跡を立証するもの(SIGN-ALCHEMY)】――シグナルと名付けられた彼らは、何もせずとも、ただそこにいるだけで人々に恐れられた。 過ぎた力を持つ者は、持たざる者にとって異物足り得る。日を追うごとに増していったシグナルの数は、やがて世界の許容量を飽和した。 何が本当のきっかけだったのかは今でも分からない。シグナルがその力で無辜の人々を傷つけたからなのか、あるいは人々がシグナルを恐れて不当に虐げたからのか、ともすればその両方か。 広がる戦火が全てを覆い隠し、真実は歴史の裏側へと葬られた。 確実に言えることは二つだけだ。 予知能力者──【星詠みの魔女】アリスティア・ローレライを旗印とするレジスタンスと、それ以外の持たざる者たち【世界連合】とで二分され、この世の全てが争いに満ちていた。 そしてこの戦いは【星詠みの魔女】の死を契機に、シグナル側が折れる形で終戦を迎えたということである。サイトタグ:長編 男主人公 異能バトル ライトノベル
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