小説情報
とんてん、鉄を打つ音が鳴り響く。「剣を打っていただきたいのですが!」 音は途切れない。大きな声を出しても、鍛冶師はまったく何も聞こえないかのように鉄を打ち続ける。「女を斬る剣を、所望したい!」 音が止まる。 そこで鍛冶師は初めて声の方向を見た。 かわいらしい姿形をした黒髪の『美人さん』だ。 精一杯『女らしく』しているようだが、細い手足、低い背、それに喉のふくらみからすぐわかる。 男だ。 男が、女を斬る剣を所望するという。弱者である男が、圧倒的強者である女を斬る剣を。 鍛冶師は視線で続きを促した。「斬りたい女がおります。連れ去られた弟を取り戻すために」 鍛冶師は視線を逸らさない。 少年は観念したように語る。「斬りたい理由があります。この世界で、私の剣が最強であると証明したい」 鍛冶師は笑った。「面白れぇ。お前の剣を打ってやる」 ここは、男が弱者、女が強者の世界。 神の威を宿した女が支配するこの世界に、以前の世界で最強に至った剣豪は弱者として生まれ変わってしまった。 だからこそ、自分の剣の最強を証明できると思った。 これは剣に憑かれた男が、女こそ最強の世界で剣を奮うだけの物語。※ネオページ、カクヨムに掲載中サイトタグ:ファンタジー 冒険・バトル 和風 いずれ最強 貞操逆転 あべこべ世界 格上殺し 剣士 神様転生 残酷な描写 転生
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