傭兵と小説家 の紹介・解説一覧


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すさまじく長いが、まったく問題ではない。物語に夢中になって、ページをめくる手が止まらないからだ。
失職した傭兵と大人気の小説家が、魔の山にある謎めいた街を目指して二人旅。最初はいがみ合う二人だが、次第に信頼を深めていく。やがて二人の過去の後悔、枢機卿の大いなる陰謀、そして世界の隠された秘密が複雑に絡まりあっていく――― 一見するとオーソドックスな王道ファンタジーのようだが、ドラマ、キャラクター、そして設定は全てが洗練されていて、物語強度が非常に高い。あなたは読み進めるたびガツンと殴られたような衝撃を受けて、読み終わったときにはもうこの作品を読む前の自分には戻れなくなるだろう。
軽妙な会話劇の中でちょっとしたことを印象づけて、あとからそれを伏線として回収するのが抜群にうまく、読んでいてとても気持ちいい。
ファンタジー、ミステリ、そしてSFのトロの部分をいいとこどりしている、文章媒体によるフィクションのひとつの理想形ともいえる作品。じっくりと向き合うことで、いくらでも味が出てくる。読書の快楽を最大化したい方におすすめ。
まずココまで!
50話
good/0
文字数:467文字
編集日:2025-07-13
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