小説紹介


すさまじく長いが、まったく問題ではない。物語に夢中になって、ページをめくる手が止まらないからだ。
失職した傭兵と大人気の小説家が、魔の山にある謎めいた街を目指して二人旅。最初はいがみ合う二人だが、次第に信頼を深めていく。やがて二人の過去の後悔、枢機卿の大いなる陰謀、そして世界の隠された秘密が複雑に絡まりあっていく――― 一見するとオーソドックスな王道ファンタジーのようだが、ドラマ、キャラクター、そして設定は全てが洗練されていて、物語強度が非常に高い。あなたは読み進めるたびガツンと殴られたような衝撃を受けて、読み終わったときにはもうこの作品を読む前の自分には戻れなくなるだろう。
軽妙な会話劇の中でちょっとしたことを印象づけて、あとからそれを伏線として回収するのが抜群にうまく、読んでいてとても気持ちいい。
ファンタジー、ミステリ、そしてSFのトロの部分をいいとこどりしている、文章媒体によるフィクションのひとつの理想形ともいえる作品。じっくりと向き合うことで、いくらでも味が出てくる。読書の快楽を最大化したい方におすすめ。
まずココまで!
50話
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文字数:467文字
編集日:2025-07-13
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小説情報

小説家になろう
長期休止中
書籍化作品
作者:南海 遊
★星海社FICTIONS新人賞受賞★
☆既刊Ⅰ〜Ⅱ巻書籍版&電子書籍版発売中☆
★月刊少年ガンガンにてコミカライズ版完結★
☆小学館e-Booksにて外伝『箒の騎士』連載中☆

「お前はアレだな、俺の想像以上に嫌な奴だな」
「貧弱な想像力が基準では説得力に欠ける意見だ」
蒸気機関の煙が街を覆う正暦1873年。勤め先を失った一人の傭兵に、とある小説家から依頼が舞い込む。それは『地図に載らない山』への取材の護衛だった。背に腹は代えられない傭兵と、それを消去法で選ぶしかなかった小説家。罵り合いの絶えない二人の旅は、やがて国家を巻き込む謀略へと巻き込まれていく……大陸横断鉄道が完成した高度成長の時代、しかし電気の灯りがまだ生まれていない薄暮の時代。そんな19世紀アメリカに『何故か』似た世界の物語。

◆第一部 The Soldier and The Novelist. 完
◆第二部 The Doll Across The Horizon. 完
◆第三部 The Blood of The Harmless Bullet. 開始

サイトタグ:冒険 スチームパンク 傭兵 小説家 鉄剣 タイプライター 歴史 アメリカ 19世紀 旅 大陸横断鉄道 SF 入試問題 書籍化 コミカライズ決定

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