小説紹介
秋野てくと氏は神を細部に宿す作家である。氏の代表作である「デュエリストしかいない乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったのだけれど「カードゲームではよくあること」よね!?」は、悪役令嬢ものでTCGをする作品だが、個々のカードの能力やデッキテーマの動き、特殊ルール、そしてそれらを総合的にふまえてどう魅力的なデュエルを演出するか、隅々まで考えられている。秋野氏の作品は、見た目はライトでありながらその実非常に緻密でディープな作品なのだ。この作品は「怪異撃滅クラブ」という珍妙な名の部活に所属する女子高生たちが怪異の裏にいる人間を暴く、ホラーにみせかけたライトミステリである。1話や1章ぶんがほどよい長さでキャラの掛け合いも楽しいため、非常にスイスイ読める。読めてしまう。それではもったいない、この作品は(特に3章は)秋野氏がミステリとして読者の度肝を抜いてやろうという真剣さがこれでもかというほど伝わってくる一大傑作である。私はとても面白いとは思っていたが最初は鈍いゆえにそれを感じ取れず、さっさと続きを見て、もっと謎を解こうと努力すればよかったと後悔した。私は読者として秋野氏の真剣さに応えるべきだった。ミステリは謎が解かれればそれきりである。真相を知らなかったころには戻れない。これを読んでいて、まだ3章の4話以降を読んでいないあなたには、すべてを捨てて目の前の謎にのみ集中し、命懸けで謎解きに挑んでほしい。
まずココまで!
11話
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文字数:612文字
編集日:2025-06-16
小説情報
【あらすじ】オカルト好きの女子高生、玄野ミコネ。彼女には変わった幼馴染がいる。その子の名は殊能ヨミ――怪異撃滅クラブの部長である。怪異に見せかけた科学犯罪『怪異模倣案件(モキュメント)』を推理で撃滅するヨミ。その目的は、オカルトに夢中なミコネの気をひくこと?ちょっと変わって、ちょっと怪しげな、ゆるーい女子高生たちのオカルトミステリ!【登場人物】玄野ミコネ…主人公。オカルト好きの女子高生。帰宅部。殊能ヨミ…探偵。怪異撃滅クラブの部長で頭脳明晰。ミコネが好き。無明マツリ…怪異撃滅クラブの部員。現役の忍者。主君であるヨミに仕える。榎木田セラ…怪異撃滅クラブの部員。ある確執からヨミをライバル視する。世話焼き。【世界観の設定】現代日本。怪異に見せかけた犯罪『怪異模倣案件(モキュメント)』が頻発している。『怪異模倣案件(モキュメント)』の構成要素は三つ。悪意と、手段と、「魔」が在ることによって誘発し、発現する。【角川学園ミステリー&ホラー小説コンテスト】に参加中ですので、レビュー・応援などよろしくお願いします!【完結しました。ご愛読ありがとうございました!】サイトタグ:ミステリ 怪異 学園 都市伝説 洒落怖 マダミス 百合 リンフォン
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