小説紹介
演劇に脳を焼かれた結果、パワハラ演技指導で多くの部員を辞めさせてきた、人を顧みない女が主人公。部活紹介の公演が何者かの仕業によってめちゃくちゃにされてるけどとにかく劇は続けるぜ!というのがあらすじ。主人公がペラ回しの上手いカスっぷりを存分に発揮したり、ヤバめのブラックジョークが飛び出したり、主人公がそのカスさ故にボロクソに破滅したりする。そうしてクライマックスでは暴走する劇の中で読者の気持ちよくなるツボを突いた演出が次々に繰り出される。めちゃくちゃ強い百合もぶつけられる。盛り上げが非常に上手いのだ。ラストは部活ヴィランを主人公に据えてここまで爽やかに終わることが出来るんだとある意味驚かされた。演劇ものとしても高校の部活ものとしても出来がいい作品だと個人的に思う。
まずココまで!
15話
good/1
文字数:339文字
編集日:2024-01-16
小説情報
とある田舎の高校の演劇部。部員は女子のみ七人。春が来て、GW明けの五月。新入生歓迎公演に集まった一年は八人と大入り、入部への期待大。この日の為に演出が用意した演目は、漢文の小難しいお話をわかりやすくしながら高校演劇の紹介も兼ねた肝入りの一品。ところが、いざ公演が始まると謎の告発者が暗躍、部内のお粗末な内情が次々紹介されて劇も部員達もメチャクチャに。果たして演出は公演を最後までやり遂げられるのか!?ってなドタバタ高校演劇コメディ。サイトタグ:高校演劇 演劇 唐代伝奇 ボクっ娘 高校生 演劇部 コメディ ちょっと切ない