2010年代以降、事故で植物状態になった患者が目を覚ますと、8割の患者は同じ事を言う。

まるで何者かの意思が働いているかのように。

彼らは同じ事を言う、どうして転生前の世界にいるのか、と。

彼らは同じ事を言う、神に会い特典をもらって異世界に行った、と。

彼らは同じ事を言う、異世界で死んだらこの世界で目が覚めた、と。

神の悪戯か人間の自己防衛本能による生体機能か、現実として起こった事を疑えずに時が流れた。

研究者達はこの現象を解明すべく日夜研究を続けた。

2030年、人はこの現象を異世界症と名付けた。



初めまして、緒方大地です。
大前提として、異世界転生作品、及びその作者様方を批判する意図は一切ございません。
異世界転生モノも増えたなぁとなんとなく考えていた時に思いつきで考えた小説です。
なので結構無理矢理な設定もあるかもしれませんがご容赦ください。

小説家になろうでも投稿しています。
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