俺は幼馴染の勇者からパーティ追放を言い渡された。実際には魔術師免許の更新を忘れていたため、就労資格がなく、三週間前から在籍していないことになっていた。このままでは免許を剥奪されるが、書類上で追放されたことにすれば失業保険がもらえる上、再雇用試験も受験できるという温情を受け、俺は役所に向かった。しかし、役所は税金の節約として魔王のダンジョンを居抜きで使っていたため、地下に封印されていた魔物が所内に突如溢れ出す。再び勇者と仲間たちの元へ戻るため、壊滅的に事務手続きができない強化魔術師の俺は、壊滅的に事務手続きができないが武器を生成する魔術を使いこなせる受付嬢とともに、雇用保険課まで辿り着けるのか。与太話のつもりでしたがご要望多数いただき始めました。ありがとうございます。原稿の息抜きにやるのでそんなに長引かないはず。勇者ともパーティの面子とも仲が良いのでざまあはありません。敵はゾンビとドラゴンと煩雑な事務手続きです。サイトタグ:パーティ追放 勇者 ダンジョン 役所 失業保険 ゾンビ ドラゴン
【カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞しました。書籍2巻、コミックス2巻発売中。第三部完結しました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。物語の大筋はこれで一区切りですが、番外編等続けていきます】この世界には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。毎年身体の一部が村に降ってくる神、姿を現すことなく村人の死後内臓を食い荒らした事実だけを残す神、ダムの底でエレベーターに住まう死者を迎える神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神––––理解もできず、対処もできず、平穏を脅かす神々と、ただ記録し続けるしかない役所の人間たちの話。【第一部・登場人物】片岸:語り手。領怪神犯調査員。行方不明の妻を探す。宮木:領怪神犯調査員。片岸の後輩でバディ。六原:領怪神犯調査員。片岸の義兄。【第二部・登場人物】烏有:語り手。領怪神犯対策本部メンバー。元霊感商法詐欺師。切間:領怪神犯対策本部メンバー。元叩き上げの刑事。凌子:領怪神犯対策本部メンバー。元民俗学者の未亡人。【第三部・登場人物】穐津: 新人の領怪神犯調査員。驚異的な記憶能力を持つ。サイトタグ:神 村 ホラー 短編連作 怪異
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