小説情報

 バルド王国の王女、ヒルデガルド。
 覇王である父を超える力を持ち、故に愛されなかった《忌み姫》。
 王の死後、彼女は王位を継ぐことを拒否。
 王権の象徴《王器》も継承せずに王城を占拠してしまった。
「私は王に相応しくない。しかし私より弱い者も王とは認めない」
 王無くば国は衰退していく他ない。
 重臣らは『婚約者』と称した英雄を刺客に送り込むが、全て返り討ちにされた。
 ある時、狼を相棒とする傭兵ガイストが城を訪れる。
 ヒルデガルドは彼も『婚約者』と判断し、その力で惨殺してしまう。
 しかしガイストは不死者、殺されてもすぐに蘇る。
 驚く《忌み姫》。しかしガイストも、姫の強さと美しさに心奪われていた。
 何度殺されても、ガイストは諦めずにヒルデガルドに挑む。
 その間にも、王族の傍系や他国の宮廷魔術師などの婚約者が姫を狙う。
 しかしヒルデガルドはガイストと協力しこれを撃退する。
 刃を重ねていく内に、《忌み姫》はガイストに心を許すようになっていた。
 彼の不死が、悪神に「死」を盗まれてしまった結果であること。
 王器の力を求めるのも不死の呪いを解くことが目的だった。
 ヒルデガルドは、そのためならば力を貸しても良いと考えた。
 しかしガイストは、あくまで自分が姫に勝った上で認めて貰いたいと語る。
 そんな二人に、突如として生ける災厄《彷徨える王》が襲いかかる。
 《忌み姫》に勝る力を持つ怪物。
 全てを焼き尽くす欲深き王は、姫を我が物にせんと猛り狂う。
 屈しそうなヒルデガルドをガイストが支え、二人は恐るべき王に挑む。
 激戦の末、《忌み姫》は《彷徨える王》を見事に討ち取る。
 後日、ガイストはヒルデガルドに決闘を挑み、ついに勝利する。
 ガイストを王にと望むヒルデガルドだが、ガイストは拒否。
 王に相応しいのはヒルデガルドだと伝え、ついに《忌み姫》は王位を継承した。
 ヒルデガルドは女王となった。同時に、自らの影をガイストの供に付ける。
 不死の呪いを解くために、姫と亡霊は新たな旅へと出向いた。

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