突如として現代に現れた謎の地下迷宮世界、《アンダー》。 恐ろしい魔物に危険な罠、未知の財宝に数多の資源。 どれほどの深さがあるかも分からない広大なダンジョンに挑む者たち。 夜賀 マヒロはそんな冒険者の一人──ただし、浅い階層を這いずるだけの底辺冒険者だった。 弱い魔物を駆除し、細かな資源採集を行って日銭を稼ぐ。 ただそれだけを繰り返す生活だったが、偶然踏んでしまった転送罠で最深層に放り込まれてしまう。 凶暴な魔物にも囲まれ、絶体絶命の危機。 しかし、そこに現れたのは大剣を担いだ甲冑姿の女冒険者。 圧倒的な実力で魔物たちを蹴散らす彼女こそ、最強の冒険者《迷宮王》だった──。サイトタグ:ダンジョン 最強ヒロイン 男主人公 成り上がり
バルド王国の王女、ヒルデガルド。 覇王である父を超える力を持ち、故に愛されなかった《忌み姫》。 王の死後、彼女は王位を継ぐことを拒否。 王権の象徴《王器》も継承せずに王城を占拠してしまった。「私は王に相応しくない。しかし私より弱い者も王とは認めない」 王無くば国は衰退していく他ない。 重臣らは『婚約者』と称した英雄を刺客に送り込むが、全て返り討ちにされた。 ある時、狼を相棒とする傭兵ガイストが城を訪れる。 ヒルデガルドは彼も『婚約者』と判断し、その力で惨殺してしまう。 しかしガイストは不死者、殺されてもすぐに蘇る。 驚く《忌み姫》。しかしガイストも、姫の強さと美しさに心奪われていた。 何度殺されても、ガイストは諦めずにヒルデガルドに挑む。 その間にも、王族の傍系や他国の宮廷魔術師などの婚約者が姫を狙う。 しかしヒルデガルドはガイストと協力しこれを撃退する。 刃を重ねていく内に、《忌み姫》はガイストに心を許すようになっていた。 彼の不死が、悪神に「死」を盗まれてしまった結果であること。 王器の力を求めるのも不死の呪いを解くことが目的だった。 ヒルデガルドは、そのためならば力を貸しても良いと考えた。 しかしガイストは、あくまで自分が姫に勝った上で認めて貰いたいと語る。 そんな二人に、突如として生ける災厄《彷徨える王》が襲いかかる。 《忌み姫》に勝る力を持つ怪物。 全てを焼き尽くす欲深き王は、姫を我が物にせんと猛り狂う。 屈しそうなヒルデガルドをガイストが支え、二人は恐るべき王に挑む。 激戦の末、《忌み姫》は《彷徨える王》を見事に討ち取る。 後日、ガイストはヒルデガルドに決闘を挑み、ついに勝利する。 ガイストを王にと望むヒルデガルドだが、ガイストは拒否。 王に相応しいのはヒルデガルドだと伝え、ついに《忌み姫》は王位を継承した。 ヒルデガルドは女王となった。同時に、自らの影をガイストの供に付ける。 不死の呪いを解くために、姫と亡霊は新たな旅へと出向いた。サイトタグ:婚約破棄 恋愛 ライトノベル ファンタジー 第29回スニーカー大賞
毎夜、記憶にない不可思議な夢を見る男子学生の日野カナデ。どこか欠けた日常を送っていた彼は、病床の伯父から多額の遺産と共に、一つのスマートフォンを渡されていた。スマートフォンの中に入っているのは、『テウルギア』という名のゲームアプリ。巷で密かに流行している、「悪魔を育成する」ゲームだ。奇妙に思いながらも、カナデは『テウルギア』を起動する。不気味な利用規約の文面を確認した上で、カナデは伯父のゲームアカウントを引き継ぐ。すると、ゲーム画面の中に黒髪の少女が姿を現した。彼女は『ミサキ』と名乗り、自分はテウルギアの契約悪魔だと語る。ただのゲームのキャラではあり得ない言動と、ミサキが起こす不可解な現象。「テウルギアで契約するのは、本物の悪魔だ」と、少女の姿をした悪魔はカナデに告げる。信じられないカナデだが、ミサキに誘われた夜の街で、自分が認識していなかった世界の真実を思い知らされる。他の悪魔契約者の襲撃に、正体不明の高位悪魔との戦闘。クラスメイトの一人、ソフィア=アグリッピナもまた悪魔契約者の一人だった。彼女と、彼女が従える契約悪魔オロバスとの死闘。カナデとミサキは激しい戦いの末に、ソフィアたちと協力関係を結ぶ事となる。街の影に潜む凶悪な悪魔契約者、牙嚙とその契約悪魔ベール。一般人の巻き添えも厭わない牙嚙は、白昼堂々とカナデたちの学校を襲撃する。呪いを受けてしまったソフィアに代わり、カナデは牙嚙に《魔宴》――契約者同士の決闘を申し込む。夜の廃ビルに、悪魔の群れとその契約者たちが集う。ソフィアたちの助けも借り、カナデとミサキは牙嚙に戦いを挑む。死線を彷徨うほどの激戦の末に、カナデたちは勝利する。敗北した牙嚙は、自らの契約悪魔であるベールは共に命を落とす。カナデはテウルギアの悪魔契約者として、ミサキやソフィアらと共に、夜の戦いへと身を投じていく。サイトタグ:伝奇 ボーイミーツガール ライトノベル 悪魔 魔術 バトル 第31回電撃小説大賞
八柱の魔王の呪いに蝕まれる世界。神より授かった奇跡の力、《聖痕》。これを持つ者は《勇者》と讃えられ、魔物の脅威から人々を守っていた。《聖痕》を持たない探索者フォルテ。ある日彼は魔物に殺されかけたところを、最強の女勇者カイネに助けられた。短くとも絆を深めた二人は再会を約束したが、その前にカイネは仲間たちと魔王を討つ為に旅立ってしまう。ある時目覚めると、フォルテは自分がカイネになっている事に気付く。それを行ったのはカイネの仲間であるサーレ。彼女の口から、魔王と相討つ形でカイネが死んだ事、そしてフォルテ自身も死んだが、その心臓に《転生》の聖痕が刻まれていた事が語られる。カイネの死体にフォルテの心臓を移植し、フォルテをカイネとして《転生》させたのだ。希望であるカイネは死に、魔王はまだ生きてる可能性がある。苦悩の末、フォルテは「カイネの代わり」としての役割を背負う事を承諾する。勇者の力を扱うための鍛錬。サーレの行いに反発するカイネの仲間、イグナ―ルとの和解。困難を乗り越え、フォルテは勇者として成長していく。フォルテの元仲間、パシアス。彼の窮地を救う途中、フォルテは魔王と遭遇する。自らの死の原因が魔王である事実を思い出すが、イグナ―ルの助けでその場を離脱するパシアスを加えた一行は、魔王にトドメを刺すべく決戦に挑む。激戦の最中、フォルテは魔王の体内に入り込む。そこで聖痕が刻まれた心臓を発見する。カイネは生きていた。彼女もまた《転生》の力を持ち、魔王の肉体を奪っていた。完全に魔王となったカイネは、自分の力で全ての魔王を討つと語る。そのために、彼女も含めた多くの犠牲が出る。フォルテはそれを認めず、魔王と勇者の最後の戦いが始まった。仲間たちの力も借り、フォルテはカイネに勝利する。魔王となったカイネは不死。彼女は再会の約束と共に消え去り、フォルテは彼女を止めるためにも勇者として生きる事を誓う。サイトタグ:TS ライトノベル 剣と魔法 ファンタジー 勇者 魔王 転生 第31回電撃小説大賞
かつて、一人の戦士が古き竜の王を討ち果たした。竜とは地上で最も偉大な獣であり、その生命は永遠不滅。人間との力の差は天地の高さを比べるが如し。故にこそ、その戦士が成し遂げたのは原初の偉業。特別な才や力はなく、ただ与えられた魔法の剣一振りで天地の境を埋め切った。しかし代償はまた重く、竜の死と引き換えに戦士は命の灯火を失った。それが、遠き昔の事。……気付けば、誰もいない廃城の中。右も左も――どころか、自分が誰だったかも分からない。あるのはボロボロの服と鎧、後はそれだけピカピカな剣が一本。とりあえず良く分からんまま城を探索したら、そこにはでっかい竜の死体と、眠っている金髪の美少女がいて―――。これは竜殺しを成し遂げて死んだ一人の男が、もう一度竜殺しを殺り直す物語。サイトタグ:ファンタジー 剣と魔法 ラブコメ ライトノベル 冒険
金色の鱗を持つ竜の少女アルヴェンは、五千年の時を超えて目を覚ました。自分が何故眠っていたのか、眠っている間に何が起こったのか。何も分からないまま、とりあえず寝ている場所で争っていた正体不明の兵士たちを薙ぎ払う。圧倒的な竜の力を前に怯え惑う人間たち。寝起きの運動代わりにボコボコにしたところで、彼女の前に一人の戦士が立ちはだかった。装甲服以外は、星の鋼で鍛えた剣一本だけを帯びた時代錯誤な姿。星系最強の戦闘生物、ドラゴンである事を知って尚「来い」と挑発めいた言葉を吐く。「殺す」一瞬でブチギレたアルヴェンだったが、油断と慢心を突かれて返り討ちにあってしまう。その男――ヴィーザルは、動きを封じた少女に向けて提案する。「この場から脱出するのに、協力してくれ」彼は軍人だが、味方であるはずの者たちにまんまと罠に嵌められてしまったところだった。油断していたとはいえ、負けは負け。人間相手に敗北した屈辱に歯噛みしながらも、アルヴェンは不承不承にその提案を受け入れる。時の迷い子である竜の少女、アルヴェン。軍を追われた竜殺しの戦士、ヴィーザル。竜の翼と鋼の船が、星の海を行き交う幻想の宇宙。謎めく過去と数多の未来が煌めく宙で、二人の冒険が幕を開ける。※一章分完成済み。毎日1話ずつ更新します。サイトタグ:R15 残酷な描写あり 異類婚姻譚 冒険 スペースオペラ 女主人公 人外 シリアス 魔法 OVL大賞8
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