あおが書いた小説の紹介・解説一覧 Tweet
全体:69件
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あらすじを読んだとき、私は古典的なジュブナイル作品なのだろうと感じました。しかし、それは私の浅知恵から生まれた大いなる侮りでした。この作品は古典的なのではなく、原始の魂に訴えかける作品だったのです。空へ飛び立つカフカの、なんと凛々しいことか!目の前に広がる情景の、なんと雄大なことか!解放されて見た初めての世界の美しさは克明に描写され、自由を求めてやまない人間の本能を強く揺さぶります。カフカは新天地たるココット村にて、未知の文化に触れ、友情を育み、負の歴史を知り、レースに参加します。これらはすべて人類の持つプリミティブな欲求を強く刺激し、われわれの心の中にくすぶっていた熱く燃える炎を思い出させてくれます。この作品の芯にあるのは普遍性です。おそらく1000年前も1000年後も変わらないであろう人類の営みそのものです。一見シンプルなこの作品が、大きな深みを醸し出しているのは、この作品が人間の根幹に刻まれた神話の具現化であり、われわれの魂はすでにそれを知っているからです。われわれとこの作品は魂の兄弟なのです。この作品が古びることは、ずっとないでしょう。1000年先も読み継がれていると思います。
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11話
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文字数:506文字
編集日:2024-11-20
先日「妖精の物理学―PHysics PHenomenon PHantom―」で電撃大賞を受賞した電磁幽体先生の過去作品です。もちろんものすごく面白い。しかしこの作品は、これを書いている今現在で評価が星6しかありません。はっきり言ってこんな良作が埋もれてしまうカクヨムの環境はめちゃくちゃ改善の余地があります。「妖精の物理学」が、受賞発表後のプロローグしかない状態で星が27から91まで増えているので、潜在的需要はあるものと思われます。「電撃大賞受賞者の作品が気になっている」人々が、まだこの作品に気づいていないだけです。噓か真かこの作品の星がある日突然10倍とか50倍になってもさほど驚くことではないという者もいます。それがボクです。この作品は、厨二に鋭く効く台詞と技名、ボーイミーツガール、無感情ロリ、死別済おねショタ、レジスタンスの精鋭能力者、異能の継承、折れて燻っていた少年の再起を含む王道異能バトルラノベです。これはもう完全栄養食といっても過言ではありません。しかも構成も丁寧で尺もちょうどよく、伏線回収も気持ちいい…! まさに"最強"の作品です。最強=神 「星滅のリット」は最も"神"に近い作品なんです。
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7話
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文字数:537文字
編集日:2024-11-14
(あらすじ)エーテリアスさんが"M"? バキバキ我が名はマネモブ しかも意外とタフ語録しか喋れない…マネモブのエーテリアスが新エリー都で大活躍するんだァ タフ語録を改変なしで使うから人称が熹一とかリカルドになったり少しズレたコミュニケーションが繰り広げられるんだよね 邪兎屋の出番が多くてやねぇ ニコがツッコミになることが多いから非マネモブでも邪兎屋推しの人は読んだらウマいで!話が進むほどに新エリー都がどんどんタフに侵食されていっておもしれーよ マネモブ以外のゼンゼロキャラも語録を喋るし漫画の中の存在のはずのエイハブ船長やゴア博士が実在人物として新エリー都にいるんだ 怖くない?新エリー都はめちゃくちゃを超えためちゃくちゃ しゃあけどそれでええんや!マネモブはタフクロス二次創作にそれを望んでいる
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3話
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文字数:373文字
編集日:2024-11-15
まずはじめに、公開されているプロローグを読んでみてください。驚くべきことに、この短い冒頭部分は、この作品がどういった作品であるかを全部説明しています。まず、冒頭の夢のシーン。この部分で、主人公カナエの行動原理が明かされます。いや本当に、こいつはこの「泣いてる女の子を放っておけるかよ」で動いてしまうやつなのです。こういう主人公は、さんざん昔のなんかで擦られすぎているような気がして、ともすれば陳腐に感じる方もいるかもしれませんが、しかしこいつはその陳腐を、その心ひとつのみで貫き通そうとする大馬鹿野郎なのです。読み進めていけばあなたもその大馬鹿に惚れ、こういう男を我々は待ち望んでいたのだと心の底から思うようになるでしょう。その後読んでいって、プロローグを読み終わった後に、話の展開や開示された設定、今どこにいてどこに向かうのかを思い出してみてください。それなりにスラスラ出てくると思います。ものすごく面白い小説でも、読んでいるうちに、こいつらは何でこんなことをやっているんだっけ、最終的にどこに向かうんだっけ、なんかすごいことやってるようだけど全然頭に情景が浮かばない、となる作品はそれなりにあるように思います。その点において、この作品は独自の設定、用語を多く使用していながら平易であり、頭にスムーズに入ってきます。これは電磁幽体先生の作品全体で共通しており、プロローグのテキストが心によく馴染む方は、この先読んで絶対にハマると断言できますので、(本が発売されたら)絶対に買いです。このあとは現象妖精による異能バトルが繰り広げられます。物理法則を司るだけあり、スケールの大きいド派手なバトルがたっぷり楽しめます。ひたすら熱さを追求しており、もちろんめちゃくちゃ楽しい。ぜひその目で見届けてください。もちろんプロローグだけで物足りない方は、電磁幽体先生の他作品を読むのもオススメです。要素がギュッとつまった構成の妙が楽しめる、どれも傑作ぞろいです。
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1話
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文字数:832文字
編集日:2024-11-11
私は、短編にはジャンル・シチュエーションの醍醐味を凝縮してほしいと思いながら読み始めるのですが、これはまさにそうした短編という媒体のよさが出ている作品だと思います。ボーイミーツガールのおいしいところをガツンとまっすぐぶつけてくる作品です。こうなると細かい設定が邪魔になりそうなものですが、ここもスッキリとまとめ、世界観に厚みを生み出しています。このバランスの取り方は見事です。愛を真摯に表現した非常に優れた作品です。
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1話
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文字数:212文字
編集日:2024-10-27
他薦
呪いのビデオという古典的な題材を、デジタルデータの移り変わりと絡めた良作。読み終わって、今のブルーレイやDVDも、30年後とかには衰退して、再生機器とか手に入れるのに手間がかかるようになってしまうのかしらと余計な心配をした。
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1話
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文字数:112文字
編集日:2024-10-13
探偵・明智小五郎と美しい宝石や人間をさらう女賊「黒蜥蜴」が知恵くらべ対決を行う作品です。昨今では二十面相に比べて話題に上がりづらいような気がしますが、読んでみるとこの作品が、現代のあらゆるエンタメの原点であり、概念として完全に人口に膾炙していることがわかります。黒蜥蜴は妖艶にして狡猾、悲しい過去とかとんでもない動機とかのバックボーンもなく、ただ楽しいからという理由で好き放題やっています。ただただ黒蜥蜴のキャラクターだけが強烈に立っており、一周回ってライトノベルに近くなっています。80年前の作品ですが、文体が非常に読みやすいのも特徴です。連載小説だったからか、地の文がナレーション的に緊迫感を盛り上げてくれたり、最初のほうの伏線を説明してくれたりと、とても丁寧です。ほかにも、たとえば星新一作品のような、いい意味で時代背景を感じさせない作品であり、古びている感じをあまり受けません。現代を舞台に何度もドラマ化されているのも納得です。さらに、過去作「人間椅子」の内容をトリックとして大々的に扱っており、ファンサービスも抜群です。娯楽として楽しんでもらう工夫が随所に見られ、現代人がジャンプやニチアサを見るのと同じ感覚で、当時の人々が更新を心待ちにしていたのが想像できます。また、黒蜥蜴の一人称が僕なのが最初だけだったり、最初は黒蜥蜴が主人公のようだったのが、いつの間にか明智が主人公になっていたり、黒蜥蜴のネームド部下の潤ちゃんが徐々に出番が減って最後は雑に処理されたりと、連載ならではの凸凹ポイントもいくつかあるので、そういうのに関心のある悪いオタクにもおすすめです。単純娯楽小説として真の意味で不朽の名作といえます。この作品を読むのに遅すぎるということはないでしょう。
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1話
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文字数:745文字
編集日:2024-10-13
思春期というものは、急に視野が広がる時期だと思うんですよね。それで、これまで気にしていなかったようなことが妙に気になったりする。ただ脳のスペックは子供のころとさほど変わるわけではないので、そこの齟齬が極端に出てしまう。この作品は、そういう人たちの物語だと思います。視野が広がって、欠けていびつな自分を直視せざるを得なくなる。でも一方向からしか見れていない。欠けた部分をなんとかならないなりに何とかしようともがく、そういう人たちの。ライトノベルとしては、まずつかみがバッチリ、500億点です。前提の抜けた不穏な状況から謎の少女との出会い。そして主人公すら記憶を失って何が起こったのかわからなくなる。そして、またも謎の少女のもとに導かれ、謎が解かれることになる。安楽椅子探偵としても完璧です。特にこの本当にわずかでささいな手がかりから真相を見いだすのは魅力的です。ほかにも、安楽椅子探偵は一歩も動かずすべてを推理するという離れ業をやってのける以上、ある種の超然的なムードをもつことになります。その雰囲気も本当によかったので、これはわかる人が書いているやつだなと、なぜか上から目線になってウンウンとうなずきながら読みました。青春ものとしても安楽椅子探偵ものとしても完成度の高い作品です。それにしてもこの作品は、これを書いている時点で星が6しかありません。カクヨムではミステリは伸びにくいとはいえ、もっと高い評価を得てしかるべきだと思います。同作者の別作品「妖精の物理学―PHysics PHenomenon PHantom―(https://kakuyomu.jp/works/16818093074635312324)」も、星が14しかありませんが、電撃文庫大賞の最終選考になっています。まだ世間に見つかっていないだけで、非常に優れた作品です。個人的には、ある日突然星の数が10倍とか50倍になっても、あまり驚きません。それだけの力がある作品だと思っています。(余談)それにしても、私は偶然出会えたからいいですが、小説投稿サイトにはまだまだ世間に見つかっていないだけの作品が大量に埋まっていて、これのほとんどにたまたま、偶然という理由だけで傑作を見逃し続けると思うと、ゾッとします。やはりノベレコはこれからのWEB小説に必要です。
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6話
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文字数:977文字
編集日:2024-10-13
あにまん掲示板に投稿されたSS(https://bbs.animanch.com/board/3858614/)がハーメルンにまとめられたものです。ブルアカのカヨコが曲を紹介してくれる小説です。この選曲が絶妙で、メジャーだけど聴く機会がなかった曲やこれがなければ知ることがなかったような隠れた名曲まで、非常に幅広いです。もちろんそれらを無視して、単純にブルアカの二次創作としても傑作です。ほぼすべてカヨコが先生に話しかける形式となっているので、カヨコASMR(https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ01144225.html)と似たような感じになっています。これを聴いてから小説を読むと、ブルアカをよく知らない人でも台詞の脳内再生が捗るのでおすすめです。
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11話
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文字数:360文字
編集日:2024-12-02
この文を見てる君は選ばれし者素晴らしい小説を読むチャンスを得た強き者単刀直入に言おうある小説を読んでほしい名は"時々しれっと猿語録が飛び出すミアザさん"ハーメルンで調整平均☆8.86の人気ファンタジー小説だもちろんめちゃくちゃ面白い何も知らず読んでも王道ファンタジー小説として楽しめるよね 何も知らず読んでもねしかしこれを読むにはなるべく知っておいてほしいことがあるこの小説の"元ネタ"を知らない場合そのまま読んでほしいGoogleやtwitterなどの検索は使用禁止なぜなら万が一にも"初見の驚き"を失ってはならないからだぶっちゃけ元ネタが何なのか最初は知る必要がないんだ この小説を読んで楽しめればなぁ[読む→"元ネタ"を読む→もう一度読み返して何気なく読んでいた部分が細部まで考えつくされていたことに気づく そして自己崩壊が始まる]まだ試したことはありませんがこの順番で読むのが最も贅沢な読み方ではないかと思えるんですよワシはもうすでに頭に"猿"を植え付けられてるからもうこの読み方が試せないんだ 悔しいが仕方ないんだ この読み方を試したものはできれば感想を教えてくれよもちろん元ネタをすでに知っていてもめちゃくちゃ面白い みんなでモンキー・コードを探すから尊いんだ 絆が深まるんださあ少しでも気になる者はハーメルンへ行け急げっ乗り遅れるな"モンキー・ラッシュ"だ
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5話
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文字数:685文字
編集日:2024-09-08
主人公のもとに、前世では妻だったと主張するヒロインがやってきて、主人公を落とそうとする純愛ラブコメ。前世の妻を名乗るこのヒロイン神騙、邑楽くん(主人公)を爆速で落とすことに関しては天才的です。なにしろ妻なので相手への理解力もカンストしていて、強くてニューゲーム状態でグイグイ、しかも的確に迫って相思相愛になろうとしてきます。その結果ONE PIECEかジョジョ5部かと思うぐらいに1日にイベントがこれでもかと詰め込まれ、関係がすさまじく早く進展していきます。そもそも邑楽くんのほうもしきりに「これ以上はうっかり好きになってしまいかねない」(要約)みたいな欺瞞をしきりに地の文で発言していますが、どう見ても1話の時点で好きになっているので、後は自分に素直になるだけですね。いくら家に帰りたくないからといって、頭がおかしいと思っている今日初めて知り合った人と一緒に喫茶店に行きますか?おかしいと思いませんか、あなた。ほかにも、邑楽くんに悲しき過去…と複雑な家庭環境(あんな絶妙な嫌さを、ままならなさを、表現できるのは作者様に畏怖を感じてしまう…邑楽くんが優しさと向き合える日が来ることを願ってやまない)や2人の前世の謎(前世と関係する場所に生まれかわっているようですが…)などが絡み合って進行します。そしてそれらすべてに神騙は寄り添ってくれます。ヒロインとしての強度がつ、強い…この作品はつい先日書籍化しましたが、苦難が襲いかかっているようです。KADOKAWAサイバー攻撃の影響で店舗予約と取り寄せに支障が出ており、KADOKAWAのサイトがサイバー攻撃で落とされ、カクヨムとハーメルンが一時的に落ち、発売直前までKindle版の表紙が表示されず、カクヨムの特設ページのリンクが別小説になっていた…それでも書籍化された この作品はTwitterだけで宣伝をするつもりか…?逆境をはねのけて大人気作品になってほしいですね…(こんな人におすすめ)絶対的ヒロインの横綱相撲を見たい方いわゆる、壁になりたいタイプの方2人だけの世界を形成するカップルがお好きな方思春期の青年が悲しみを超克するさまに魅力を感じる方
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54話
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文字数:920文字
編集日:2024-06-27
2000字もないのですぐ読めます。作家と編輯者の侃々諤々の議論の中、なんとかまとまったかと思ったら、終わり近くになってまさかの超展開。唐突なオチてないオチ。最後の一文、あなたは作家と編輯者の感情と完全にシンクロしていることでしょう。
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1話
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文字数:118文字
編集日:2024-06-02
国語の教科書で昔読んだ覚えがあるので、教科書で省略されている部分を含め全文読んでみようと思った。読んでみると、教科書に掲載されている部分だけではわかりづらかった、太宰の見合い結婚話の進展による心境の変化が、富士の情景とオーバーラップするさまが見事だと感じた。ただ、この後の太宰の顛末を知ってしまっているので、お前さぁ…と思うところがなくもなかった。それを差し引いてもやはり名作。
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1話
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文字数:189文字
編集日:2024-06-02
この作品は架空のインターネット社会史を記述するモキュメンタリーですが、この作品の中で記述されている事件は実在する事物とフィクションの部分が巧妙に絡み合っていて、どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、境界線が曖昧です。実在する部分もgoogleやwikipediaなどのメジャーなものと、恒心教や淫夢などのネットのディープな部分が混ざり合っています。真面目なノンフィクション文体の中に、唐突に「ホモコースト」が登場する、そのギャップは本作独自のものです。実在人物も、現在生存している人物を勝手に殺していたりと、フリー素材のような扱いを受けていて、読者に倫理観への挑戦を仕掛けているのではないかと思うほど。これらの要素が合わさった結果、この作品を読むことによって、渾然一体としたネットの混沌を擬似的に追体験することができます。 惜しむらくは、2018年の作品なので、AIとインターネットといった最新技術や時事ネタが題材なのも相まって、内容が少し古びてしまっていることです。安倍晋三元総理銃撃事件やSyamu_Game復活を経ていない時代の作品だということを考慮する必要があります。しかしこの作品の輝きはいささかも失せていないと思います。時代のアングラな潮流を真空パックした近未来は、月日が流れるにつれてかえって新鮮に映るでしょう。
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4話
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文字数:565文字
編集日:2024-05-07
試し読み範囲だとコメディ的な作品のように見えますが、実は結構シリアスな作品です。みんな明るくふざけているのであまりそうは感じませんが、実は一人一人に哀しき過去…があるようです。過去を乗り越え自分の本当にしたいことに気づいて覚醒する、というのが基本的な流れのようですが、彼女らはわりと自分の欲望を全肯定しヒャッハーしています。普通は折り合いをつけるとか、そういった流れになりそうなものですが。自分勝手な感じに映らず読んでいて爽快感を味わえるのは、作者の筆力のなせるわざでしょう。この作品の良さはもう1つ、キャラクターのバランス感覚が優れていることがあげられます。この作品の残念美少女たちは、残念な性格と強力な力を持ち合わせているわけですが、それらの要素はキャラの魅力を大幅にアップさせること、物語を面白い方へぐんぐん進めるために使われています。あらすじを読んだときは、迷惑なクソ女のピカレスクロマン的な感じの小説になるのかと思っていましたが、全然違いました。邪道ではあるが外道ではないといった感じで、彼女たちの奇行をわりと安心して眺めることができます。(まとめ)涼宮ハルヒ以来12年ぶりのスニーカー文庫大賞受賞作品という、そのあまりにも重すぎる期待を全く裏切らない、非常に完成度の高い作品です。エンタメにもいろいろありますが幅広く大衆に向けたエンタメという点で見ると、この作品は頭一つ二つ抜けているように思います。何かエンタメを摂取したいときはとりあえずこれを選んでおけば損はしないでしょう。
まずココまで!
5話
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文字数:651文字
編集日:2024-01-25
不倫を繰り返されたことで妻と別れた主人公。年月がたち、新しい妻子と幸せに過ごす主人公のもとに、元妻から手紙が届きだします。NTRといえばビデオレターによる脳破壊が定番ですが、この主人公は元妻への愛などとっくにありません。そう、この元妻はNTRではなく異常行動で脳破壊してくるのです。変わらぬ愛を語った舌の根も乾かぬうちにほかの男とのただれた性生活を手紙に書く分裂ぶり。異世界に転移して冒険を始める超展開を超えた超展開。異世界からも手紙は届きますが、その怪文書ぶりには主人公ともども我々読者もあきれざるを得ません。最後にはある人物から真実が語られ、ちょっぴり切なく終わります。はーいい話だったな、あれこれ本当にいい話か?なんかすごい…心のなんかをハックされている気がする!最後まで読んだ私は、これまでの異常行動で脳を破壊され正常な判断力を失っているため、結末に対する正常な評価ができなくなっていますが、「?」をつける程度には理性がわずかに残っているので、感情の置きどころがわからなくなり、狂う…とんでもない怪作です。きっと忘れられません。
まずココまで!
1話
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文字数:478文字
編集日:2024-01-15
○あらすじ大学生の主人公の部屋に入り浸るS級美少女たち。彼女たちとの酒とタバコとパチンコとエロあるよ(笑)の依存される日常!○見どころヒロインたちのダメさぐあいが絶妙ですね。カスなクズではなくわかりやすい奇行もない(他ラノベ比)ので、かえってヒロインたちの残念さが際立ちます。他の描写もあいまって、総合的には現実的な質感のかなり高い作品です。そんなわけでハーレムにもなりません。一応ハーレムを達成した先人はいるようですが、その人は無理を通した結果、蹴っ飛ばしてはいけない道理まで飛ばしてしまったようで、見ようによってはわりと悲惨な末路を辿ってしまっています。そんなわけで、エロはあるといえばあるのですが、決定的なところにはまだまだいっていないので、なかなかもどかしいところがあります。おそらくこの過程がのちのち効いてくるのでしょうが。そんなことどうでもいいくらい主人公の周りは居心地がよさそうです。これは依存したくなるのも納得ですね。主人公に依存する=S級美少女 私はS級美少女だった…?あなたもこの作品を読んで残念なS級美少女になろう!最後に、Web版の紹介で書籍版の紹介をするのもどうかと思いますが、興味をもった方は書籍版のイラストを一度見るのをおすすめします。特に表紙は、個人的にはこれまで読んだラノベの表紙の中で最も激えろなイラストとしてお墨付きを与えたいと思います。1巻限定版のタペストリーはメロンブックスもとらのあなもとても素晴らしい。とにかくセットで読むことを強くおすすめします。
まずココまで!
5話
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文字数:659文字
編集日:2023-10-20
ゾンビウイルスに感染するとメスガキになる世界。生まれながらのメスガキは、存在を許されなくなる。そんな世界で、メスガキであるために戦う!という物語です。メスガキウイルスの綿密な設定とウイルス流行に対する社会の反応にかなり現実味があって、初読時は題材のバカバカしさに笑えばいいのか、アフターコロナの時代のパンデミックノベルとしてまじめに読めばいいのか、かなり混乱していた覚えがあります。「メスガキ」なのでギャグみたいに聞こえますが、天然メスガキは人間性や個性が否定され、否応なしに自分をねじ曲げざるを得ない状況です。これはいわば実存の危機です。多様性の重要さが叫ばれる昨今、いかなる理由があったとして、1つの属性を排除することが果たして許されるのだろうか?と、この作品は我々に問いかけています。彼女が自分らしく生きられる日が来るのでしょうか。今後がとても楽しみです。
まずココまで!
5話
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文字数:387文字
編集日:2023-09-15
他薦
巨大隕石による気候変動で人類の生息域が大きく狭まった地球。地球圏の勢力は4つに分かれ混沌を極めている。隕石から採掘された金属で人型ロボットが作られ、そして巻き起こる戦争!テロ!大量破壊兵器!戦争犯罪!パンドラの匣の中ってこんな感じなんですかね。主人公である大尉野郎ことハンス・グリム・グッドフェローは人型ロボット「アーセナル・コマンド」の乗り手(駆動者〈リンカー〉)。徹底した理性での行動により兵士の義務を果たすことを自らに課しています。しかしその理性があまりにも強固で、また彼の持つ独自の思想の背景を細かく説明せず結果的に一言足りなくなるため、口から出る言葉が冷血漢か煽りのように聞こえてしまい、相手に罵倒され誤解を受けるといったことが多く起きます。この作品は勘違いものとしての側面も備えているわけですね。いやこれ勘違いものかな?あれこれ勘違いものの面白さかな?大尉のもう一つの側面としてクソボケ女たらしがあげられます。こいつは普段は一言足りないくせに女性への親愛の情はストレートに出し、しかも自分の魅力にまったく無自覚なため、ヒロインのシンデレラ・グレイマンを筆頭に周囲の少女を落としまくっています。このことを周囲から何度も指摘されているのですが、いっこうに自覚する気配はありません。認識阻害でもかかってるのか?世界観は無情です。大尉は最強ですが最強が一人いるだけでは守れない命も多く、また大尉が投降を呼びかけても敵が聞くわけがなく、結果的に読者は人が大勢死ぬところを多く見ることになります。大尉は毎回敵兵に対し投降を呼びかけますが、この際に敵兵は拒否の返答を返します。つまり台詞が発生し、ある程度のキャラ付けがなされるわけです。これが毎回抜群にうまく、読者が敵兵に少し感情移入した後に大尉が殺すので、読者の心には深い悲しみの心が残されます。いわんやメインキャラをや。タグに「かわいそうはかわいい」とありますがこれは欺瞞です。辛いのでかわいいと思う暇はありません。作品のレビューのはずが大尉のことばかり書いてしまいました。しかし彼は実際魅力的です。鋼の理性であらんとし、それをやり遂げてしまう見ようによっては悲しき強さの中に、ぽわぽわした可愛い、無垢な一面を時折見せる。この作品は彼のそんな情緒を観測する物語と言って過言ではないと思います。大尉の、絶望だらけのように見える社会の中にいて、それでも希望を失わずそうありたい自分を極端なまでに一貫する、という姿は、作者・読図健人氏の他作品にも共通して見られます。これは誰にも負けない、真似できない作家性だと思います。乙ロボで得られる栄養素は他作者の小説では取ることのできない唯一無二のものです。乙ロボを読んでみて、もっとほしいと思った方は読図健人氏の他作品を読んでみることをおすすめします。そして私と一緒にゴエティア・ショックの発売日を心待ちにしながら、触手剣豪とメスガキの更新が来る日を気長に待ちましょう。こちらもおすすめ:【ACfA】初見で「人類種の天敵」ルートに突入したリアル首輪付きが現れ歴代レイヴンたちが感動と恐怖に打ち震える【追記アリ】 https://togetter.com/li/1683132【ACfA】初見で「人類種の天敵」ルートに突入したリアル首輪付き、誉め言葉のつもりで最大級の暴言を吐いてしまう https://togetter.com/li/1684356作者のACfAプレイ・感想ツイートのまとめです。乙ロボが一部で「作者の自伝」と呼ばれる所以ですね。
まずココまで!
1話
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文字数:1499文字
編集日:2023-09-15
○あらすじ異世界転生者シラノ・ア・ローは触手使いである。触手使いは淫魔に対抗する唯一の手段である。シラノは忌み嫌われる触手使いの名誉のため触手剣豪として戦うのだ!走れ、淫魔スレイヤー!走れ!○おすすめポイント・魔剣使いたちを筆頭にキャラクターがどいつもこいつも個性的で尖った連中ばかりです。殺意のありかたや戦いを求める理由も十人十色。次はどんな奴が出るんだと思っていたら、既存キャラの思わぬ一面が開示されたり…わりと早めにキャラが再登場するのでマイナーキャラの出番に飢えた経験が多い人にも安心。「ここで出てくるの!?」という意外なところでヌッと出てくるため毎回「で、出たぁ!」と驚きます。個人的に好きなキャラはセレーナとメアリ、あとユーゴです。・主人公のシラノは心に一本芯の通った男で非常に好感が持てます。どのような強敵を前にしても立ち上がる、そのタフさには読み進めるたび驚かされました。でも好意の出し方がヘタクソなのは早く直さないと大変なことになるよね…と思います。罵倒するときはあんなにうまいのに。そんなところも彼の魅力ですが。・あまり重くなりすぎないのもいいですね。ほどよい長さの日常パートや章の間の「お姉ちゃん○○」などの天丼、たまに幼児退行する一人称地の文などがシリアス分を緩和して読みやすくしているのかもしれません。・主人公の信念が強固すぎて融通が利かないように見える箇所があります。たとえば、主人公が「触手使い」や「冒険者」と言われると即座に触手剣豪っスと訂正するシーンが何度も出てきます。ほかの作品なら撤退してるよな…というボロボロの状況でも、立ち上がって戦いを続けようとします。身のまわりの女性の扱いも(先輩への対応を筆頭として)真摯に接しようとしすぎてクソボケになっているように見えます。現実の人間ではありえないほど実直さが極まりすぎているんですね。ただこれは主人公に限った話ではありません。この作品で強い奴は現実の人間ではあり得ないほど自分の中の信念を通そうとする奴、つまりエゴが強い奴です。善悪関係なく信念を貫き通し、何度でも立ち上がる者が勝ち、不利になると逃げようとするサンシタや自らの迷いをないものとしている者は負ける、この上なくわかりやすいですね。読んでいるとこれが自然と感覚的にわかるようになっているので、バトル描写はとても読みやすいです。○おわりに早く続きが読みたい! これに尽きます。最後の難行もまだですし、リープアルテの秘密も早く知りたいですね。ただこればっかりはどうしようもないので、皆さんも読んで同じ気持ちになってください。共に更新が来る日を夢見て祈りましょう。
まずココまで!
58話
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文字数:1128文字
編集日:2023-09-13
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